迢空賞の受賞歌集の版元別一覧(受賞作を出した版元・第2回〜第60回)

迢空賞(ちょうくうしょう)は、前の年に出た歌集を対象に角川文化振興財団が選ぶ短歌の賞です。受賞した歌集を出した版元(出版社)を、公式の受賞者一覧から数え、版元ごとの受賞数、時期による移り変わり、直近20回の全受賞歌集を表にしました。受賞者の一覧は賞アーカイブの迢空賞にあります。

版元別のページは3つあります。このページは迢空賞の受賞作を出した版元の集計です。新刊全体の出版社別・月別の件数は歌集新刊の出版社別・月別件数、主要4賞の受賞者が出した歌集の版元は主要4賞の受賞者が出した歌集の版元別一覧にあります。

確認日は2026-10-19です。角川文化振興財団の「蛇笏賞・迢空賞」受賞者一覧(第1回〜第60回)に載る、迢空賞の書名と版元を数えました。版元の名前は、公式一覧の書き方のまま数えています。第1回(1967年)は特定の歌集ではなく業績全体への授賞で版元が書かれていないため、数えていません。

版元別の受賞数(第2回〜第60回の全19社)

受賞作が出た版元は19社です。同じ年に2人が受賞した回があるため、受賞した歌集の数は第2回〜第60回で62冊になります。第36回(2002年)の竹山広と第34回(2000年)の春日井建は、公式一覧に版元が2社併記されているため、2社それぞれに1と数えました。この表の数の合計は64です。

迢空賞の受賞歌集の版元別の受賞数(3冊以上の版元) 角川書店11冊、砂子屋書房10冊、短歌研究社9冊、不識書院6冊、白玉書房4冊、角川文化振興財団3冊、ながらみ書房3冊。 角川書店 11 砂子屋書房 10 短歌研究社 9 不識書院 6 白玉書房 4 角川文化振興財団 3 ながらみ書房 3
下の表の「受賞数」と同じ値の棒グラフです。3冊以上の7社だけを描き、2冊以下の版元は表で確認できます。
版元 受賞数 受賞があった年
角川書店111972年〜2014年
砂子屋書房101985年〜2025年
短歌研究社91968年〜2023年
不識書院61977年〜2009年
白玉書房41971年〜1978年
角川文化振興財団32018年〜2026年
ながらみ書房31994年〜2012年
本阿弥書店22005年〜2026年
現代短歌社22022年〜2024年
青磁社22003年〜2009年
雁書館22000年〜2002年
短歌新聞社21970年〜1987年
新星書房21980年
花曜社11989年
石川書房11988年
立風書房11986年
岩波書店11984年
花神社11984年
沖積舎11982年

第24回・第27回・第30回・第49回は該当作なしだったため、この表には含めていません。「角川書店」と「角川文化振興財団」は、公式一覧に別の名前で書かれているため分けて数えています。

時期による移り変わり(20年ごとの版元)

全60回を3つの時期に分け、受賞歌集の版元を数えました。各時期は版元の数が多い順に4社まで示します。

時期 受賞数の合計 版元と受賞数(上位4社)
第2回〜第20回(1968年〜1986年)23角川書店 5、不識書院 4、白玉書房 4、新星書房 2(ほか7社)
第21回〜第40回(1987年〜2006年)20砂子屋書房 6、ながらみ書房 2、短歌研究社 2、角川書店 2(ほか7社)
第41回〜第60回(2007年〜2026年)21短歌研究社 5、角川書店 4、砂子屋書房 3、角川文化振興財団 3(ほか5社)

第2回〜第20回は第1回を除いた19回分です。第21回〜第40回の受賞数が20なのは、版元が2社併記された歌集2冊(第34回・第36回)を2社に数えたためです。歌集の冊数は18冊です。

直近20回(第41回〜第60回)の受賞歌集と版元

表は横にスクロールできます →

回(年) 受賞者 歌集 版元
第60回(2026年)桑原正紀麦熟るるころ本阿弥書店
第60回(2026年)日高堯子日在浜角川文化振興財団
第59回(2025年)花山多佳子三本のやまぼふし砂子屋書房
第58回(2024年)吉川宏志雪の偶然現代短歌社
第57回(2023年)水原紫苑快樂(けらく)短歌研究社
第56回(2022年)大下一真漆桶(しっつう)現代短歌社
第55回(2021年)俵万智未来のサイズ角川文化振興財団
第54回(2020年)三枝昻之遅速あり砂子屋書房
第53回(2019年)内藤明薄明の窓砂子屋書房
第52回(2018年)三枝浩樹時禱集角川文化振興財団
第51回(2017年)橋本喜典行きて帰る短歌研究社
第50回(2016年)大島史洋ふくろう短歌研究社
第48回(2014年)玉井清弘屋嶋角川書店
第47回(2013年)米川千嘉子あやはべる短歌研究社
第46回(2012年)渡辺松男蝶ながらみ書房
第45回(2011年)島田修三蓬歳断想録短歌研究社
第44回(2010年)坂井修一望楼の春角川書店
第43回(2009年)石川不二子ゆきあひの空不識書院
第43回(2009年)河野裕子母系青磁社
第42回(2008年)伊藤一彦微笑の空角川書店
第41回(2007年)栗木京子けむり水晶角川書店

第49回(2015年)は該当作なしでした。第60回(2026年)は桑原正紀の『麦熟るるころ』と日高堯子の『日在浜』の2冊が受賞しました。

表の読み方

迢空賞の版元別一覧のよくある質問

迢空賞は、どんな作品に贈られる賞ですか

前の年に出た歌集に、角川文化振興財団が贈る賞です。賞の対象が歌集そのものなので、受賞作には版元(出版社)があり、このページはそれを数えています。

受賞数がいちばん多い版元はどこですか

角川書店の11です。砂子屋書房の10、短歌研究社の9が続きます。この3社の合計は30で、表の数の合計64の半分近くです。

受賞した歌集の数と、表の合計が合わないのはなぜですか

第2回〜第60回の受賞歌集は62冊ですが、第34回(2000年)の春日井建と第36回(2002年)の竹山広は公式一覧に版元が2社併記されているため、2社それぞれに1と数え、合計が64になっています。

第1回や、受賞のない回はなぜ入っていないのですか

第1回(1967年)は特定の歌集ではなく業績全体への授賞で、版元が書かれていないためです。第24回・第27回・第30回・第49回は該当作なしでした。

受賞数が多い版元は、よい歌集を出している版元ですか

そうとは言えません。出す歌集の数が多い版元ほど受賞する数も多くなりやすいため、受賞数は歌集の出来や優劣を示すものではありません。

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