迢空賞の受賞歌集の版元別一覧(受賞作を出した版元・第2回〜第60回)
迢空賞(ちょうくうしょう)は、前の年に出た歌集を対象に角川文化振興財団が選ぶ短歌の賞です。受賞した歌集を出した版元(出版社)を、公式の受賞者一覧から数え、版元ごとの受賞数、時期による移り変わり、直近20回の全受賞歌集を表にしました。受賞者の一覧は賞アーカイブの迢空賞にあります。
版元別のページは3つあります。このページは迢空賞の受賞作を出した版元の集計です。新刊全体の出版社別・月別の件数は歌集新刊の出版社別・月別件数、主要4賞の受賞者が出した歌集の版元は主要4賞の受賞者が出した歌集の版元別一覧にあります。
版元別の受賞数(第2回〜第60回の全19社)
受賞作が出た版元は19社です。同じ年に2人が受賞した回があるため、受賞した歌集の数は第2回〜第60回で62冊になります。第36回(2002年)の竹山広と第34回(2000年)の春日井建は、公式一覧に版元が2社併記されているため、2社それぞれに1と数えました。この表の数の合計は64です。
| 版元 | 受賞数 | 受賞があった年 |
|---|---|---|
| 角川書店 | 11 | 1972年〜2014年 |
| 砂子屋書房 | 10 | 1985年〜2025年 |
| 短歌研究社 | 9 | 1968年〜2023年 |
| 不識書院 | 6 | 1977年〜2009年 |
| 白玉書房 | 4 | 1971年〜1978年 |
| 角川文化振興財団 | 3 | 2018年〜2026年 |
| ながらみ書房 | 3 | 1994年〜2012年 |
| 本阿弥書店 | 2 | 2005年〜2026年 |
| 現代短歌社 | 2 | 2022年〜2024年 |
| 青磁社 | 2 | 2003年〜2009年 |
| 雁書館 | 2 | 2000年〜2002年 |
| 短歌新聞社 | 2 | 1970年〜1987年 |
| 新星書房 | 2 | 1980年 |
| 花曜社 | 1 | 1989年 |
| 石川書房 | 1 | 1988年 |
| 立風書房 | 1 | 1986年 |
| 岩波書店 | 1 | 1984年 |
| 花神社 | 1 | 1984年 |
| 沖積舎 | 1 | 1982年 |
第24回・第27回・第30回・第49回は該当作なしだったため、この表には含めていません。「角川書店」と「角川文化振興財団」は、公式一覧に別の名前で書かれているため分けて数えています。
時期による移り変わり(20年ごとの版元)
全60回を3つの時期に分け、受賞歌集の版元を数えました。各時期は版元の数が多い順に4社まで示します。
| 時期 | 受賞数の合計 | 版元と受賞数(上位4社) |
|---|---|---|
| 第2回〜第20回(1968年〜1986年) | 23 | 角川書店 5、不識書院 4、白玉書房 4、新星書房 2(ほか7社) |
| 第21回〜第40回(1987年〜2006年) | 20 | 砂子屋書房 6、ながらみ書房 2、短歌研究社 2、角川書店 2(ほか7社) |
| 第41回〜第60回(2007年〜2026年) | 21 | 短歌研究社 5、角川書店 4、砂子屋書房 3、角川文化振興財団 3(ほか5社) |
第2回〜第20回は第1回を除いた19回分です。第21回〜第40回の受賞数が20なのは、版元が2社併記された歌集2冊(第34回・第36回)を2社に数えたためです。歌集の冊数は18冊です。
直近20回(第41回〜第60回)の受賞歌集と版元
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| 回(年) | 受賞者 | 歌集 | 版元 |
|---|---|---|---|
| 第60回(2026年) | 桑原正紀 | 麦熟るるころ | 本阿弥書店 |
| 第60回(2026年) | 日高堯子 | 日在浜 | 角川文化振興財団 |
| 第59回(2025年) | 花山多佳子 | 三本のやまぼふし | 砂子屋書房 |
| 第58回(2024年) | 吉川宏志 | 雪の偶然 | 現代短歌社 |
| 第57回(2023年) | 水原紫苑 | 快樂(けらく) | 短歌研究社 |
| 第56回(2022年) | 大下一真 | 漆桶(しっつう) | 現代短歌社 |
| 第55回(2021年) | 俵万智 | 未来のサイズ | 角川文化振興財団 |
| 第54回(2020年) | 三枝昻之 | 遅速あり | 砂子屋書房 |
| 第53回(2019年) | 内藤明 | 薄明の窓 | 砂子屋書房 |
| 第52回(2018年) | 三枝浩樹 | 時禱集 | 角川文化振興財団 |
| 第51回(2017年) | 橋本喜典 | 行きて帰る | 短歌研究社 |
| 第50回(2016年) | 大島史洋 | ふくろう | 短歌研究社 |
| 第48回(2014年) | 玉井清弘 | 屋嶋 | 角川書店 |
| 第47回(2013年) | 米川千嘉子 | あやはべる | 短歌研究社 |
| 第46回(2012年) | 渡辺松男 | 蝶 | ながらみ書房 |
| 第45回(2011年) | 島田修三 | 蓬歳断想録 | 短歌研究社 |
| 第44回(2010年) | 坂井修一 | 望楼の春 | 角川書店 |
| 第43回(2009年) | 石川不二子 | ゆきあひの空 | 不識書院 |
| 第43回(2009年) | 河野裕子 | 母系 | 青磁社 |
| 第42回(2008年) | 伊藤一彦 | 微笑の空 | 角川書店 |
| 第41回(2007年) | 栗木京子 | けむり水晶 | 角川書店 |
第49回(2015年)は該当作なしでした。第60回(2026年)は桑原正紀の『麦熟るるころ』と日高堯子の『日在浜』の2冊が受賞しました。
表の読み方
- 受賞数が多い版元は、角川書店(11)、砂子屋書房(10)、短歌研究社(9)の順です。この3社で合計30、表の数の合計64の半分近くです。
- 直近20回では、短歌研究社5、角川書店4、角川文化振興財団3、砂子屋書房3、現代短歌社2の順でした。
- 受賞数はその版元の歌集の出来や優劣を示すものではありません。出す歌集の数が多い版元ほど、受賞する数も多くなりやすいためです。
- 歌集の出版社を月ごとに数えた表は出版社別・月別件数にあります。
迢空賞の版元別一覧のよくある質問
迢空賞は、どんな作品に贈られる賞ですか
前の年に出た歌集に、角川文化振興財団が贈る賞です。賞の対象が歌集そのものなので、受賞作には版元(出版社)があり、このページはそれを数えています。
受賞数がいちばん多い版元はどこですか
角川書店の11です。砂子屋書房の10、短歌研究社の9が続きます。この3社の合計は30で、表の数の合計64の半分近くです。
受賞した歌集の数と、表の合計が合わないのはなぜですか
第2回〜第60回の受賞歌集は62冊ですが、第34回(2000年)の春日井建と第36回(2002年)の竹山広は公式一覧に版元が2社併記されているため、2社それぞれに1と数え、合計が64になっています。
第1回や、受賞のない回はなぜ入っていないのですか
第1回(1967年)は特定の歌集ではなく業績全体への授賞で、版元が書かれていないためです。第24回・第27回・第30回・第49回は該当作なしでした。
受賞数が多い版元は、よい歌集を出している版元ですか
そうとは言えません。出す歌集の数が多い版元ほど受賞する数も多くなりやすいため、受賞数は歌集の出来や優劣を示すものではありません。