短歌の主要4賞の締切・発表月・首数・賞金の比較

角川短歌賞・短歌研究新人賞・歌壇賞・迢空賞の4賞について、応募する作品の量、締切、結果が出る時期、賞金、選考委員を横に並べた比較表です。受賞者の一覧は賞アーカイブと年別受賞者一覧、出典と確認日は一次情報・更新履歴にあります。
応募の量・締切・発表月・賞金の要約
| 賞 | 応募の量 | 締切 | 発表月 | 賞金(副賞) |
|---|---|---|---|---|
| 短歌研究新人賞 | 未発表30首 | 1月31日 | 6月(7月・8月合併号) | 20万円 |
| 角川短歌賞 | 未発表50首 | 5月末日 | 決定は8月、掲載は11月号 | 30万円 |
| 歌壇賞 | 未発表30首 | 9月30日 | 翌年2月号 | 20万円 |
| 迢空賞 | 応募なし(前年刊行の歌集が対象) | なし | 年により変わる(2025年は4月、2026年は6月) | 100万円 |
日付や号の詳細、選考委員は下の「4賞の比較表」にあります。回ごとに条件が変わるため、応募前に主催者の最新の案内を確認してください。
次に発表される賞・次に締切が来る賞(2026年10月19日時点)
2026年10月19日の時点で、4賞のうち募集中の賞は公式ページに見当たりませんでした。角川短歌賞の第72回の受賞作は、財団の募集要項に『短歌』2026年11月号(10月23日発売予定)で発表と書かれています。次の動きは、歌壇賞第38回の結果(『歌壇』2027年2月号)と、短歌研究新人賞第70回の募集告知です。
| 賞 | 次の動き | 時期 | 賞金(副賞) |
|---|---|---|---|
| 角川短歌賞 | 第72回の受賞作が『短歌』11月号に掲載 | 第72回は財団の募集要項で2026年11月号(10月23日発売予定)に発表と記載。第73回の募集は公式ページに未掲載(第72回の締切は5月31日) | 30万円 |
| 歌壇賞 | 第38回の結果発表待ち(締切は9月30日で終了) | 第38回の発表は『歌壇』2027年2月号(募集告知による)。第37回は2026年2月号に掲載 | 20万円 |
| 短歌研究新人賞 | 第70回の募集告知待ち | 公式ページは第69回の「応募は締め切りました」のまま。第69回の締切は1月31日(消印有効) | 20万円 |
| 迢空賞 | 公募の締切なし(刊行済みの歌集が対象) | 第60回は2026年に決定。次回の時期は未発表 | 100万円 |
確認日は2026-10-19です。角川短歌賞は角川文化振興財団、短歌研究新人賞は短歌研究社、歌壇賞は本阿弥書店の公式ページで確認しました(歌壇賞の応募規定は歌壇賞の応募規定、確認日2026-10-17)。迢空賞の行は2026-10-18の確認のままです。応募規定の詳細は角川短歌賞・短歌研究新人賞・歌壇賞の各ページにあります。
4賞の比較表
表は横にスクロールできます →
| 賞 | 主催 | 対象・応募の量 | 締切 | 結果の発表 | 賞 | 選考委員 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 角川短歌賞(第72回) | 角川文化振興財団 | 未発表の短歌50首(1人1篇) | 5月末日(第72回は2026年5月31日・当日消印有効) | 決定は8月、受賞作は『短歌』11月号に掲載(第72回は2026年11月号(10月23日発売予定)に発表と財団が記載) | 賞状、記念品、副賞30万円 | 中川佐和子・佐藤弓生・梅内美華子・楠誓英(第72回) |
| 短歌研究新人賞(第69回) | 短歌研究社 | 未発表の新作短歌30首 | 1月31日(第69回は2026年1月31日・消印有効) | 『短歌研究』7月・8月合併号に掲載(第69回は6月21日発売) | 賞状、副賞20万円 | 事前に発表しない |
| 歌壇賞(第37回) | 本阿弥書店 | 未発表の短歌30首(応募資格は不問) | 9月30日(第37回は2025年9月30日) | 『歌壇』の翌年2月号に掲載(第37回は2026年2月号) | 賞牌、副賞20万円 | 三枝昂之・東直子・吉川宏志・小島なお(第37回) |
| 迢空賞(第60回) | 角川文化振興財団 | 前年1月から12月に刊行された歌集(作品の応募ではなく、刊行された本が対象) | 公式ページに記載なし | 年により変わる(公式ページの更新は、2025年は4月7日、2026年は6月22日) | 賞状、記念品、副賞100万円 | 島田修三・高野公彦・永田和宏・馬場あき子(第60回) |
消印有効は、締切日の郵便局の消印があれば受け付けるという意味です。合併号は、2か月分を1冊にまとめて出す雑誌の号です。角川短歌賞は編集部が予選を通過させた30篇前後を選考委員4人が合議して決めます(公式ページ)。短歌研究新人賞の第69回は、同社の雑誌に付いた調査票の同封が応募に必要で、メールでの応募は受け付けないと公式ページにあります。歌壇賞の第38回の募集は本阿弥書店のページに見出しがありますが、本文を確認できなかったため、表は第37回の内容です。
4賞のはじまりと現在(第1回と最新回)
| 賞 | 開始年 | 第1回の受賞者・受賞作 | 最新回 | 最新回の受賞者・受賞作 |
|---|---|---|---|---|
| 角川短歌賞 | 1955年 | 該当作なし | 第72回(2026年) | 吉村のぞみ「花の手配」 |
| 短歌研究新人賞 | 1958年(前身の五十首詠は1954年) | 山下富美「人像標的」 | 第69回(2026年) | 水本麻衣「いつも寝顔を褒められている」・岡本恵「影の名前」 |
| 歌壇賞 | 1990年 | 白瀧まゆみ「BIRD LIVES-鳥は生きている」 | 第37回(2026年) | 霧島茉莉「柔らかい襟」 |
| 迢空賞 | 1967年 | 吉野秀雄(これまでの全業績) | 第60回(2026年) | 桑原正紀『麦熟るるころ』・日高堯子『日在浜』 |
短歌研究新人賞は1954年から「短歌研究五十首詠」として5回行われ、1958年の改称で第1回から数え直しています。表の第1回は改称後のもので、五十首詠の第1回は中城ふみ子「乳房喪失」です。角川短歌賞の第72回は財団のお知らせで決定を確認した内容で、受賞者一覧のページには本文の確認時点で載っていない場合があります。出典は角川文化振興財団(角川短歌賞)、短歌研究社(短歌研究新人賞)、本阿弥書店(歌壇賞)、角川文化振興財団(迢空賞)で、確認日は2026-10-12です。
1年の流れ(締切と発表を月の順に並べる)
- 1月: 短歌研究新人賞の締切(31日)。角川短歌賞の贈呈式もこの月です。
- 2月: 歌壇賞の結果が『歌壇』2月号に載ります(2024年2月号は第35回、2026年2月号は第37回)。
- 4月から6月: 迢空賞の結果の公式ページ更新(2025年4月7日、2026年6月22日と、年により2か月以上ずれました)。
- 5月: 角川短歌賞の締切(末日)。
- 6月: 短歌研究新人賞の結果が『短歌研究』7月・8月合併号に載ります(第69回は6月21日発売)。
- 8月: 角川短歌賞の決定。
- 9月: 歌壇賞の締切(30日)。
- 11月: 角川短歌賞の受賞作が『短歌』11月号に載ります。
各賞の発表月から、同じ月の歌集新刊を見る
上の月ごとの発表の月に、同じ月に刊行された歌集の一覧へ進めます。歌集新刊アーカイブの月の節は、その月に国立国会図書館サーチへ登録された歌集を並べたもので、その賞の受賞作の一覧ではありません。受賞作に当たる歌集には、アーカイブの表で賞名の札が付きます。
- 2月(歌壇賞の結果): 2026年2月の歌集新刊
- 6月(短歌研究新人賞の結果、迢空賞の公式ページ更新の時期): 2026年6月の歌集新刊
- 8月(角川短歌賞の決定): 2026年8月の歌集新刊
- 11月(角川短歌賞の受賞作掲載): 2025年11月の歌集新刊(2026年11月はまだ刊行がないため前年の月です)
見方は2つです。月の見出しで、その月の掲載件数(月ごとの差)を確かめられます。直近の月は登録の遅れで件数が少なく出るため、少なさを刊行の減少とは読まないでください。賞ごとの受賞者は賞の受賞史で見られます。
表の読み方
- 応募の量は、50首の角川短歌賞が最も多く、短歌研究新人賞と歌壇賞は30首です。迢空賞だけは作品を応募する賞ではなく、刊行済みの歌集が対象です。
- 賞金は、迢空賞100万円、角川短歌賞30万円、短歌研究新人賞と歌壇賞が各20万円です。
- 回数の括弧は、表に載せた募集要項や発表の回です。次の回の日付は、主催者が発表するまで確定しません。
各賞の受賞者は角川短歌賞・短歌研究新人賞・歌壇賞・迢空賞の各一覧で確認できます。受賞者の第一歌集など新刊との結びつきは歌集新刊アーカイブにあります。
4賞の比較のよくある質問
結果が分かる時期は賞ごとにどう違いますか
短歌研究新人賞は6月発売の『短歌研究』7月・8月合併号、角川短歌賞は8月に決定し11月号に掲載、歌壇賞は翌年2月号です。迢空賞は雑誌の号ではなく公式ページの更新で知らされ、時期が年により変わります。掲載誌と発売時期の詳細は4賞の受賞作が載る雑誌と発売時期の比較にあります。
応募できる作品は賞ごとにどう違いますか
角川短歌賞は未発表の50首、短歌研究新人賞と歌壇賞は未発表の30首です。迢空賞は作品の応募ではなく、前年に刊行された歌集が対象です。角川短歌賞は、新聞・雑誌・結社誌・同人誌のほかホームページやSNSに載せた作品も既発表にあたると公式ページにあります。
締切はいつで、消印有効とは何ですか
締切は、短歌研究新人賞が1月31日、角川短歌賞が5月末日、歌壇賞が9月30日です。迢空賞は公式ページに締切の記載がありません。消印有効は、締切日の消印があれば受け付けるという意味です。短歌研究新人賞は、雑誌に付いた調査票の同封が必要です。回ごとに条件が変わるため、応募前に主催者の最新の案内を確かめてください。
賞金と選考委員はどう違いますか
副賞は迢空賞100万円、角川短歌賞30万円、短歌研究新人賞と歌壇賞が各20万円です。選考委員は角川短歌賞・歌壇賞・迢空賞が回ごとに公表され、短歌研究新人賞は事前に発表されません。各賞の受賞者は賞アーカイブで確認できます。
この節の内容は、2026年10月8日に角川文化振興財団と短歌研究社の公式ページで表と照合しました。
迢空賞の対象は、どのように決まりますか
迢空賞は応募を受け付ける賞ではなく、前年の1月から12月の間に刊行された歌集が選考の対象です(角川文化振興財団の公式ページ)。第60回の選考委員は島田修三・高野公彦・永田和宏・馬場あき子の4名で、受賞は桑原正紀『麦熟るるころ』(2025年11月刊、本阿弥書店)と日高堯子『日在浜』(2025年11月刊、角川文化振興財団)の2作でした。公式ページには、推薦の有無や選考の流れの記載はありません。受賞者は迢空賞の受賞者一覧、委員の顔ぶれは選考委員の比較で見られます。
関連ページ
- 4賞の選考委員の顔ぶれ: 3賞の委員名と、短歌研究新人賞の非公表の方針。
- 4賞の受賞作が載る雑誌と発売時期の比較: 結果や受賞作が載る雑誌と号、発売時期。
- 出版社別・月別件数: 歌集新刊を出版社別・月別に数えた表。
- 歌集は何月に多く出るか(2016〜2025年の月別件数): 2016〜2025年の月別件数・年別合計を並べた表。
- 迢空賞の受賞歌集の版元別一覧: 迢空賞を受けた歌集を出した版元の受賞数。
- 角川短歌賞の応募総数の推移: 公式に確認できた回ごとの応募総数。
- 短歌研究新人賞の応募規定: 調査票の同封・原稿の書式・封筒の表記・送り先。
- 歌壇賞の応募規定: 第38回の募集作品・締切・原稿の書式・封筒の表記・宛先。
- 「該当作なし」の回の一覧: 角川短歌賞と迢空賞で受賞者が出なかった回と、その前後の受賞者。
- 主要4賞を複数受賞した人: 2つ以上の賞を受けた人の受賞作と間隔。