歌壇賞の受賞者が所属する結社・短歌会の一覧(結社別の受賞回数)
歌壇賞(本阿弥書店)の第1回(1990年)〜第37回(2026年)の受賞者について、公式の歴代受賞者一覧にある「結社」欄の表記を、結社・短歌会の名前ごとに数えた表です。最も多いのは未来の7回で、塔と心の花が各5回、欄が空の回は3回です。結社とは、同じ師や雑誌のもとに集まって歌を発表する短歌の団体のことです。
要点
- 37回のうち、結社欄に表記がある回は34回、欄が空の回は3回(第9回・第21回・第31回)です。
- 欄に出てくる名前は29種類で、延べ53件です。2回以上出てくるのは12種類、1回だけの名前は17種類です。
- いちばん多いのは「未来」の7回で、「塔」「心の花」が5回ずつ、「短歌人」が3回で続きます。
- 欄に書かれた名前が1つの回は20回、2つの回は10回、3つ以上の回は4回です。共同受賞の回を含み、結社と大学の短歌会など、複数の場に所属する受賞者がいます。
- 名前に大学名が入る団体(京大短歌・早稲田短歌・宮崎大学短歌)が出てくるのは第8回(1997年)、第25回(2014年)、第32回(2021年)、第34回(2023年)、第36回(2025年)の5回です。
結社・短歌会別の受賞回数
結社欄が「・」で区切られている場合は、区切りごとに別の名前として数えました。同じ回に同じ名前が2度出ることはないので、回数は「その名前が結社欄に出た回の数」です。共同受賞の回(第5回・第6回・第11回・第14回・第17回・第28回)は、公式の一覧が受賞者ごとの所属を対応づけていないため、どの受賞者の所属かは分けていません。
棒の長さは、その名前が結社欄に出た回の数です。所属している人の多さや歌の評価を示すものではありません。
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| 結社・短歌会(欄の表記) | 欄に出た回数 | 該当する回(年) |
|---|---|---|
| 未来 | 7回 | 第1回(1990年)、第7回(1996年)、第14回(2003年)、第19回(2008年)、第20回(2009年)、第24回(2013年)、第27回(2016年) |
| 塔 | 5回 | 第3回(1992年)、第8回(1997年)、第12回(2001年)、第32回(2021年)、第33回(2022年) |
| 心の花 | 5回 | 第11回(2000年)、第18回(2007年)、第22回(2011年)、第28回(2017年)、第34回(2023年) |
| 短歌人 | 3回 | 第11回(2000年)、第14回(2003年)、第28回(2017年) |
| ヤママユ | 2回 | 第5回(1994年)、第15回(2004年) |
| かりん | 2回 | 第6回(1995年)、第37回(2026年) |
| みぎわ | 2回 | 第6回(1995年)、第16回(2005年) |
| かばん | 2回 | 第7回(1996年)、第14回(2003年) |
| 京大短歌 | 2回 | 第8回(1997年)、第36回(2025年) |
| りとむ | 2回 | 第13回(2002年)、第17回(2006年) |
| 太郎と花子 | 2回 | 第13回(2002年)、第17回(2006年) |
| 早稲田短歌 | 2回 | 第25回(2014年)、第32回(2021年) |
| 形成 | 1回 | 第2回(1991年) |
| 原型 | 1回 | 第4回(1993年) |
| 礫 | 1回 | 第5回(1994年) |
| 玲瓏 | 1回 | 第10回(1999年) |
| 黄花 | 1回 | 第12回(2001年) |
| コスモス | 1回 | 第17回(2006年) |
| 棧橋 | 1回 | 第17回(2006年) |
| 町 | 1回 | 第23回(2012年) |
| みずたまり | 1回 | 第26回(2015年) |
| 本郷短歌 | 1回 | 第29回(2018年) |
| 穀物 | 1回 | 第29回(2018年) |
| 怪獣歌会 | 1回 | 第29回(2018年) |
| 日月 | 1回 | 第30回(2019年) |
| 宮崎大学短歌 | 1回 | 第34回(2023年) |
| みなと | 1回 | 第34回(2023年) |
| 絶島 | 1回 | 第35回(2024年) |
| 花野菜 | 1回 | 第36回(2025年) |
並びは、回数の多い順、同数なら最初に出た回が早い順です。「京大短歌」と「花野菜」のように、同じ回に並んで書かれた名前は別々に数えています。表記の違う同一団体があるかどうかまでは確認していないので、名前の表記が違うものは別の行にしてあります。
時期ごとの偏り
上の表の年を並べ直すと、結社ごとに出る時期が分かれています。「未来」の7回は第1回(1990年)から第27回(2016年)までで、2017年以降の回には出てきません。「塔」は1992年、1997年、2001年のあと、2021年と2022年に続けて出ます。「心の花」は2000年、2007年、2011年、2017年、2023年とほぼ数年おきです。名前に大学名が入る団体は、1997年のあと2014年まで出ず、2021年から2025年にかけて3回出ます。ただし回数が少ないため、結社の勢いの変化とまでは言えず、表の記載を年順に並べた結果です。
読むときの注意
- 結社欄は受賞時の表記です。受賞後に所属を変えた人や、その後に結社が解散・改称した例は反映していません。結社の叢書として歌集が出る仕組みは歌集の叢書・シリーズの違いにまとめています。
- 欄が空の回は、無所属だったと確認できたわけではなく、公式の一覧に表記がないという意味です。
- 回数の多さは、その結社の所属者が多いことや歌の評価を直接示すものではありません。応募者全体の所属の内訳は公表されておらず、この表からは分かりません。
- 各回の受賞者名と作品名は賞アーカイブの歌壇賞の表にあり、表の結社欄はそこと同じ内容です。
歌壇賞の結社別受賞回数のよくある質問
結社欄は、受賞者の今の所属ですか
いいえ。公式の歴代受賞者一覧にある受賞時の表記です。公式の一覧にも「情報は受賞時のものです」とあり、受賞後に所属を変えた人や、結社の解散・改称は反映していません。
「未来」が7回で最多ということは、未来の会員が多いのですか
そうとは言えません。表は、その名前が結社欄に出た回の数です。応募者全体の所属の内訳は公表されていないため、受賞回数から所属者の多さや歌の評価は読み取れません。
結社欄が空の回があるのは、無所属だったからですか
無所属と確認したわけではありません。第9回・第21回・第31回は、公式の一覧に表記がないだけです。
共同受賞の回は、どの受賞者の所属か分かりますか
分かりません。第5回・第6回・第11回・第14回・第17回・第28回は、公式の一覧が受賞者ごとの所属を対応づけていないため、受賞者別には分けていません。
角川短歌賞や短歌研究新人賞の結社別の表はありますか
ありません。角川短歌賞・短歌研究新人賞・迢空賞は、所属を確認できた公式の一覧がないため、この表には入れていません。